【超速改造】ミニ四駆のスピードアップに必要な3つのこと。最速のマシンを作るコツとは?

2018年7月21日

これだけで劇的に速くなる!

ミニ四駆を速くする改造方法3選

僕はミニ四駆歴2年で、店舗大会で優勝したこともある実力者です。(自分で言うか笑)自分のマシンが思うように速くならず悩んでる人って結構多いです。

ですがコース場に行くと、コーナリングで鋭い轟音を立てて走る”爆速マシン”を持ってドヤる「異常な速さの人たち」がよくいますよね!?最初のうちは、あのスピード感に憧れると思いますが、昔は自分もそうでした。

 

速い人がやっている改造がある!

ですが、安心してください!以下の3つを実践することで、自然とミニ四駆をスピードアップさせることができると思います。今まで色々な人にコツなどを聞いてきましたが、上級者にはいくつもの共通する点があるのです。

そこで今回ご紹介するのは、

・ミニ四駆を速くするためにはどうすれば良いのか?

・速い人はどんな改造をしているのか?

について、自分の知識を話したいと思います。ミニ四駆を速くするには以下の3つのことが重要です

コーナリングを速くする“ローラーセッティング”

ミニ四駆において「できるだけ抵抗を減らす」ということがかなり大きな鍵を握っています。

まず、ローラーはミニ四駆にとって重要度の高いパーツになるので、しっかりとカスタマイズしましょう。ローラーセッティングは正しく行うことは「ミニ四駆を速くする」だけでなく、走りの「安定感」にも直結します!

 

ローラーの種類

ローラーの種類は、アルミベアリングローラーを使うのが良いです。どれにするか迷ったら、とりあえずプラリング付きアルミベアリングローラーを使えば間違いありません。

 

アルミベラリングローラーの中でも、オールアルミベアリングローラーを使いたい場合は、軽量タイプのものを使うことをオススメします!

ローラー部分は常に壁に接しているのものなので、1グラムの差でも馬鹿にならないからです。工具を使ってローラーにくり抜き加工を施すこともできますが、自作するのは大変です。たまに花の形にくり抜かれたローラーを取り付けているオシャレな人もいたりしますが...。大会限定でレアなローラーが販売されることがあるので、もし見かけたら購入してみてはいかがですか?

 

ローラーのサイズ

大きいローラーと小さいローラー、どっちが良い?

これに関しては結論から言ってしまうと、何ミリでも構いません。なぜなら、ローラーの大きさに合う正しいセッティングを施工すれば、ローラーの大小関係なく速いマシンを作ることができるからです。(※大会の場合は9ミリ以外を推奨します)

僕はいつも前後ともに19ミリローラーを使っています。前に2つ、後に4つです。

※後ろのローラーを2段にすることで、コーナリング時の安定性がかなり高くなります。

19ミリローラーをオススメする理由

19ミリローラーをオススメする理由

  1. ローラーの回転数▼

    ローラー径が大きいということは、ローラーが1回転した時にマシンが進む距離も長いですよね。つまり、同じ距離を走ったとしても小さいローラーに比べてローラーの回転数が少なくなるということです。そのため、少なからず摩擦を減らすこともできるので効率が良いということです。

  2. ジャンプ時の引っ掛かり▼

    ミニ四駆がジャンプした時にコースに引っかかりにくくなるんです。厳密にいうと、もし引っ掛かってもコースに復帰する可能性が高くなるということです。ジャンプ時の引っ掛かりに関しては、引っ掛かり防止ステーを使うとより効果的です。これはTAMIYA公式のものを購入することもできますし、自作することもできます。

  3. 公式大会のコース対策▼

    ジャパンCなどの公式大会で使用するコースは固く、コースのつなぎ目がかなり荒い。9ミリなどの小さいローラーでは、つなぎ目に引っ掛かりやすく、タイムロスやカーブでコースアウトする原因にもなります。そこで個人的には前後ともに19ミリローラーを付けるのをオススメしています。

 

前後のローラーサイズは統一するべき?

僕はなるべく前後で統一した方がいいと思います。下記でパターンごとのメリット・デメリットを紹介します。

※前9ミリ、後ろ19ミリのように、あまりにも大きさが違いすぎるローラーを使うのは絶対にNGです。

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ローラーサイズの組み合わせ

◎前後ともに同じ大きさのパターン

コーナリングスピードがかなり早くなります。ある程度セッティングしてないと、扱うことが難しくなってきます。ジャンプ時もさっきと比べると、難易度は上がります。

 

○前ローラー:小 後ローラー:大のパテーン

安定性が重視されます。ですが、そこまでスピードが落ちるわけではないので、初心者の人におすすめです。ある程度押さえつけられる力が働くので、コースアウト防止、それにレーンチェンジ対策にも効果があります。

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△前:大 後ろ:小のパチーン

非常にバランスが悪い形です。しかし、これら3つの中でコーナリングの早さは1番だと思います。(言ってもそんなに変わらないけど)

コーナリング、レーンチェンジ、ジャンプ、全てに対して難易度上がってしまうので、全くおすすめはしません。というかやめておいた方が良いでしょう。僕も幾度となく試したことがありますが、カーブでコースアウトしまくってローラーを何個無くしたことでしょうか

 

ローラーの脱脂改造でミニ四駆は劇的に速くなる!

続いての改造ではローラーの脱脂というものを行なっていきます。

脱脂とは、あらかじめローラーのベアリングに付いている劣化防止グリスを落とすこと。脱脂をすることでベアリングの回転が非常に滑らかになる。※欠点もあり、脱脂するとベアリングの劣化が早くなってしまう。

ローラーの中(中心)には、ベアリングが入っています。買ったばかりで何もいじっていない状態だと、ベアリングにグリスが付いていて抵抗になるので回転しにくいんですよね。このグリスはベアリングの劣化を防ぐために付けられています。そのベアリングを脱脂して、スムーズに回転するようにしましょう!

  • ジッポオイルを使いますが、オイルは発火しやすいものなので気をつけて作業してください。
  • 決して火元の近くではやらないでください。
  • オイルの処分時にはそのままオイルを水道に流さないでください。新聞紙などに吸収させてから捨てましょう。

 

脱脂するにあたって必要なものが5つありますが、全部合わせても千円ちょっとです。
以下の5つです▼

必要なモノ

 

※工具がない人は、ミニ四駆のギア⚙で代用できます。ベアリングが中に入るようなギアを用意してください。例えば、msシャーシのギア。用意したらベアリングをギアに挿入し、ネジとナットを使って頑張って外してください笑

 

ジッポオイル▼

ラジコン用オイル▼

ベアリングを外す工具(ベアリングチェンジャー)▼

次に手順を説明します。

 

脱脂のやり方

時間があるときにやってみてください。大体15分くらいでできます。

<脱脂の手順>
  1. 瓶にジッポオイルを入れます。(ジッポオイルとはタバコのライターの補充オイルのことで、セブンイレブンなどでも売っていると思います。)
  2. ジッポオイルの入った瓶の中にベアリングを入れます。
  3. 蓋をして、5分感シャカシャカ振りましょう。
  4. 振り終わったら、瓶の中からベアリングを取り出します。
  5. オイルを十分に拭き取ります。
  6. ベアリングにラジコン用のオイルを一滴ほど垂らします。(これをしないと、ベアリングがすぐに劣化してしまうからです。)
  7. 再びローラーにベアリングを戻しましょう。(ここではラジオペンチ等で圧入していきます。この時一気に力を入れるのではなくて、ちょっとずつゆっくりはめるのがポイント。)
  8. ローラーの脱脂完了!

これで、ビュンビュン回るローラーの完成です!

 

スラスト角度の調整

「スラスト角」とは、つまりフロントローラーの角度の調整のことです。スラストの角度をつけすぎてしまうと、コーナーでの減速につながってしまいます。コーナーで曲がっても、コースアウトしないギリギリのセッティングを探します。

 

スラストの付け方/初心者向け

ローラー角度調整プレートを使う

簡単にスラスト角度を調整したい時には「ローラー角度調整プレート」を使うと便利です。ですが衝撃に弱いなどのデメリットがあります....

 

スラストの付け方/中〜上級者向け

自作する

なので他の方法もあるのですが結構大変で、プレートを削って作る方法など凝った改造方法もあります。(僕はこの方法で自作しています)しっかりとマシンを作り込みたいのであれば自作するのが良いかと思います。

 

ローラー取り付け位置

そして、かなり重要になるのがローラーの取り付け位置です。

必ずやっておきたいこと

  • カーボンプレートを使って、レギュレーションギリギリ(幅135mm)まで幅を伸ばすこと。
  • ローラーをできるだけタイヤの近くにつけること。 

 

カーボンマルチ補強プレートシルバー/19ミリローラー用

こちらはシルバーのおしゃれなカーボンプレート。僕も使っていますが、強度にやや問題が。でもかっこいい!!

 

おすすめ!

カーボンマルチ補強プレートブラック/19ミリローラー用

大会ではこっちのブラックカラーを使っています!大会でシルバープレート使うのはさすがに気が引けるので..

 

カーボンマルチ補強プレート/13・19ミリローラー用

上の2つよりも長いプレートです。加工したい時によく使うのはこのカーボンプレート。あとは13ミリ・19ミリローラーを取り付けたい人にオススメです。

ローラーセッティングはここまで。お疲れ様でした!

 

モーターのブレークイン

次はミニ四駆のコアであるモーターの改造です。やはり速い人は使っているモーターにもこだわっているんです!

ミニ四駆のモーターには色んな種類がありますよね。例えば、トルク重視のトルクチューンモーターやトップスピード重視のスプリントダッシュモーターなど。

トルクチューンモーター(勾配や力のいるコースで活躍)▼

スプリントダッシュモーター(直線が多いコースなど、トップスピード重視)▼

ただ後者の方が速いことは明確です。しかし、めちゃくちゃ速いトルクチューンモーターを使っている人とか見たことありませんか?自分のスプリントダッシュよりも速かった!!なんてことはありませんでしたか!?何が起こっていたのか説明します。

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おすすめのモーター

+ おすすめのモータをみる

ハイパーダッシュモーターは、トルクとスピード両方を兼ね備えた万能モーターとなっており、様々なコースで使えるのが良いところ。

そのため大会入賞者の方も使っていることが多いです。

おすすめ!

【肩軸用ハイパーダッシュモーター】

【両軸用ハイパーダッシュモーター(ミニ四駆PRO)】

 

ブレークインでモーターの能力を最大限に引き出す

ブレークインとは、いわばモーターを使うための準備運動

実は買ったばかりのモーターをそのまま使っても、能力を最大限に発揮出来ません。モーターも人間と同じように、準備運動が必要なんですね。なので上級者はモーターのブレークインを必ずしています!購入して開封したばかりのモーターを使って大会に出ることはまずありません。

ブレークインが成功すれば、トルクチューンモーターなどでもかなりのスピードが出せるようになるという訳です!リミッターを外してクレイジーなモーターを作り上げましょう。

 

ブレークインのやり方を解説!

モーターによって個体差があるため、ブレークインのやり方は人それぞれですが、主な方法は以下の4つくらいです。

 

手軽な方法

この方法が1番ノーマルで一般的に知られているものだと思います。初心者の方にはオススメです。

  1. まず半分くらい消耗した電池を用意します。
  2. 次にギアを外したミニ四駆を1台用意します。
  3. 電池と、ブレークインしたいモーターを入れ5分ほど空転させます。(*空転:負荷がかからない状態で回すこと)
  4. 空転が終わったら、少し時間を置いて、逆回転もやりましょう。

これで手軽なブレークインは終了です!

 

慣らし機を使う方法

まずAmazonなどで別途モーターの慣らし機を購入する必要があります。慣らし機を使い、電流や電圧を調整しながらブレークインする方法です。かなり敷居は高くなりますが、レベルアップしたい方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?時間と手間がめっちゃかかります笑

 

9v電池を使う方法

あまりおすすめはしませんが、9v電池を使ったブレークインもあります。(僕はほとんどこの方法でやってます笑)

モーターが壊れたり、モーターが非常に熱くなるので自己責任でお願いします。9v電池にモーターを当て、20~30秒ほど空転させましょう。利点としては、非常に簡単だということですね。時間もかからないので。僕みたいな面倒くさがりにはちょうどいいですw

 

水中でブレークインする方法

水の中でモーターを回してブレークインする人もいるようです。良いのか悪いのかは分かりませんが、一応こんなやり方あるらしいですよってことだけお伝えしておきます笑どこかで誰かがやってたような....

 

モーターには個性がある

実はモーターには1つ1つに個体差があるんです。なので、○Aで○Vで○分間ブレークインをすればok、と絶対的なことは言えないんです。ブレークインする度にモーターと向き合わなくてはいけません。モーターのブレークインはとっても奥が深いので研究してみるのも面白いかもしれません。モーターの作りを調べてみると分かるかも!?

当たりモーターとは?

ミニ四駆歴が長い人は分かると思いますが、モーターには当たり外れもあります。さっきモーターに個体差があるといいましたが、最初からずば抜けて速いものがあるのは事実です。これが、俗に言う「当たりモーター」の正体。モーターのブレークインについては以上です。ここまでお疲れ様でした!

 

ミニ四駆にオススメの電池

最後はなんといっても、ミニ四駆の動力源である電池についてです。いくらミニ四駆本体のセッティングが良くてもモーターの調子が良くても、電池が悪ければ元も子もありません!

  • 電池はneoチャンプ
  • 充電器はneoチャンプ付属のものでもok
  • 高みを目指すのなら放電式タイプの充電器が良い

についてお話しします。

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neoチャンプは必須の電池

まず速い人の8割以上がneoチャンプを使っていると思います。電池の種類はneoチャンプを買っておけば間違いないでしょう。公式大会でも使うことができるし、充電式なので繰り返し使えて費用対効果も高いです。ネット通販等なら、2本入りで700円ほどなのでかなりお得です。

初心者の方は、充電器とネオチャンプをセットで購入するのがオススメです!

 

ミニ四駆の充電器の選び方

neoチャンプ付属の充電器でも十分な走りをしてくれますが、高みを目指すなら放電機能付き・充電時の詳細機能設定付きの充電器をお勧めしたいところです。電池をフルで充電することができます。こうして生まれるリミッターの外れた電池は異次元のパワーを発揮します

ハイテック マルチプレックス ジャパン(Hitec Multiplex Japan)

ちなみに僕はタミヤ公式の充電器を使っています。お金欲しい!

これでミニ四駆の速度アップの改造は完了です。もう相当マシンが速くなっているはずですよ!ただ嬉しい悲鳴というか、速くなるのは良いことですが、それと同時にコースアウトしやすくなったり、マシンが大破するなど問題が出てくるのは当然のこと。ミニ四駆のコースアウトとかジャンプ対策についてなどの悩みがどんどん増えてきます笑

 

ミニ四駆で持っておくと便利なアイテム

ポータブルピット

ミニ四駆の持ち運びに!コース場やミニ四駆の大会などに便利です

 

マステ

タミヤの公式のマスキングテープは必須アイテムです!何かと便利で、僕は軽いブレーキにして使っています。カラーは赤、青、オレンジの3色から選べます。

レッド好き

 

ミニ四駆を速くする改造方法のまとめ

ここまでミニ四駆を速くするための必須改造3つの紹介でした!少しでも皆さんのマシンが速くなれば嬉しいです。今回はミニ四駆を速くする上で、最も重要な3つのことを書きましたが、さらに細かいテクニックもたくさんあります。自分流のセッティングを見つけていくことも、ミニ四駆の楽しさの1つだと思うのでぜひ研究してみてください。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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